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色んな情報に一喜一憂したり、しょうもなく悶々として過ごしたりておりました。
何も言える言葉が見つからないので、形通りではありますがご挨拶。
震災で亡くなった方のご冥福と被災された地域の一日も早い復興を
お祈り申し上げます。
昨日、京都国際マンガミュージアムで開催中の山田章博展を見に行きました。
山田先生と言えば、最近は小野不由美さんの「十二国記」シリーズのイラストの人
と言えば通りがいいのかな?
アニメ好きな人なら「ラーゼフォン」のキャラクターデザインもご存じかと思います。
私は高校生の頃「紅色魔術探偵団」を読んで以来の山田先生のファンであります。
今回の展示に合わせて5月5日には会場で先生が1枚作品を仕上げるところを見られるライブドローイングイベントも行われ、その模様が動画配信サイト
ユーストリームでも中継されました。
私も当日見に行こうと思っていたのですが、なぜかすっかり忘れてしまっており、
その日は仕方なくPCに張り付いて中継をみていたという・・・・。
さて、中継を見て色々わかった先生の作画技法をふまえつつ意気込んで
展示を見てまいりました。
が!
やはり、実物を見ても恐ろしく職人仕事すぎて、ただただ驚嘆。
え?これ筆?なんでこんな線細いん?そして線なんでこんな綺麗に重ならへんの?
ここはコピック、ここは水彩、ここは・・・・どっち?
てな具合でー。
そうそう、山田先生と言えば、「小学生が使うような絵の具を使ってる」
というようなことを以前仰ってたので、最近(と言ってももう結構長いようですが)
コピックスケッチ(アルコールインクのカラーマーカー)を使ってはるというのは
今回初めて知った。
コピックと言えば、マーカー独特の軽いタッチと明るい発色でポップな仕上がり、
という印象だったので
山田先生のようなある意味古風で重厚感のある絵を描かれる方が使ってらっしゃるとは夢にも思ってなかったので驚きました。
でもまあ、実際絵を見て納得。使い方次第で画材も色んな効果を
見せることができるのですね。
とは、言ってもコピックだけですべて仕上げている作品はほとんどなく、
だいたいが水彩絵の具や色鉛筆を併用されています。
色鉛筆の使い方も新鮮だったなあ。
言われるまで色鉛筆使ってはることも気づかなかったしなあ。
(私が鈍感なだけかもしれないけど)
やっぱり、間近で描いてるところ見てみたいっっ!
【その他気付いたことなど】
<意外とエアブラシを使ってる>
あんまりそういうイメージなかったのでちょっと驚き。
つまりは、エアブラシ使ってますよーというこれ見よがしな使い方ではないということですね。効果のタネを気づかせないのはホントのプロってやつですね。
<カラーイラストでもホワイトで修正を入れている!>
目立たないようにうまいこと。印刷されたら多分わからない。
<「ファリスの聖女」のフラウスの眼は結構苦労していたようだ>
漫画原稿も展示されてたのですが、フラウスの眼のところにぐりぐりとホワイト修正が入っておりました。あれだけべったりホワイト入れた上に綺麗な線が描けることにも驚きましたが。
実は山田先生の原画を見るのは初めてではなく、もう10年以上前になりますが、
滋賀県の美術館でファンタジーのイラストレーター数名の作品を展示する展覧会に
出品されていたのを見たことがあります。
当時はまだコピックは使われてなかったと思います。
(まだコピックが発売されて間もないころか、まだ発売されてない時期だった)
今回の展示でもその頃の作品も出品されるのかなあと思ってたのですが、
ほとんど初めて見るものばかりでした。
何となく寡作なイメージだったけど、全然そんなことなかったんだなあ、と改めて。
ファンは待ってる身なので勝手なことを思うものです。先生スミマセン。
最後に京都国際マンガミュージアムについて。
外からも窓ごしに見える手塚治虫「火の鳥」のオブジェ
今回初めて行ったのですが、駅から近いし(地下鉄烏丸御池駅)なかなか良い所です。周りは他に何もない感じですが、ちょっと足をのばせば河原町ですし。
もともと小学校だったところを改装して利用してるそうです。
(板張りの床や廊下がやたらギシギシいう)
膨大な漫画の蔵書があり、常設展示で漫画の歴史や描き方なども紹介しています。
座って読むスペースもたくさんあり、漫画好きな人はここで一日過ごせると思います。
絨毯の上で絵本を読めるスペースもありました。
山田章博展は前期と後期で作品を入れ替えるそうで、
私が行った17日は前期最終日でした。
後期にはライブドローイングで仕上げた作品も展示されるので
それも楽しみにまた行く予定です。
ミュージアムショップで買ったイラスト集と図録。
図録はA4サイズのパンフレットみたいなので500円です。ポスターもあるようです。
遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
ここ数年、毎回決まった時間にテレビのチャンネルを合わせ、
小一時間拘束されるというのがめんどうで、
まったくと言っていいほど連ドラを見てなかったのですが(笑)
(時間があるとゲームに費やしてしまうというのもありますが)
今週の火曜日ひっさびさに連続もののテレビドラマを見ました。
「あしたの喜多善男」です。
と、言うのも正月祖母の家に行ったとき、妹が持ってきていた
TV雑誌にとある人の名前を見つけてしまったからなのです。
島田雅彦
「ああ~そういえば島田さんの原案のドラマやるとかって
氏のサイトで言ってたなあ~」
すっかり忘れてました。ありがとう、妹よ。
私のサイトのプロフィールを見ると名前があります。
好きな作家の一人です。
その島田氏の「自由死刑」という小説が原案なのですわ。
単行本ハードカバーで持ってますがな。
読んだのだいぶ前でかなり話忘れてますが・・・・・・・。
加えてキャストに小西真奈美、栗山千明、生瀬勝久。
好きな人が結構出てる。
これは1回見とかなあかんなあ~・・・・と。
今日は本屋さんで「ドラマ化決定」の帯つき文庫本がちゃんと
平台に置かれているのもきっちり確認しました(笑)
大型書店ならともかく、住宅街の本屋さんで島田氏の本が
平置きされてるのを見る日が来るとはなあ・・・・・。
しかし、この帯では売れんよ。
ちゃんとドラマの写真入りとかにせんと。
まあ、表紙が島田氏の写真なので写真入り帯はデザイン的に無理かとも思いますが・・・・・・。
「自由死刑」は島田氏の作品のなかでは比較的シンプルなストーリーで読みやすくて面白いのでおススメではあります。
ドラマ見るなら先に読まない方がいいような気もするけど。
て、ドラマの感想をまったく書いてないな。
え~・・・と。
悪くないです。続きが気になる引きだし、面白いと思います。
テレビドラマとしては割と珍しい設定だし、
そこそこ楽しめるんじゃないかと思います。
主人公の語りに若干島田色が出てますが、それ以外はそうでもないです。
ドラマ的に派手な脚色がなされてるなあという印象です。
(11って数字にこだわってみたりとか・・・)
松田龍平もいい感じです。
あら~松田龍平ちょっと好きになってきたかも~。
主演の小日向さんは、なんというか非常にリアルな演技で
ほんとこのドラマって勇気ある企画だと思いました。いや、誉めてますよ。
とりあえず、次回も見ようかと思ってます。